ぽると多治見 活動紹介(2023年度)


◆「心が通う話し方講座」を開催しました

2024年3月23日(土)13:30~15:30

 

東濃信用金庫とうしん地域活力センターの隈元智子氏を講師に迎え「心が通う話し方」について学びました。前半は、話し方・聞き方など、基本的なコミュニケーションの取り方を、後半は、各自でコミュニケーション・タイプ別診断を行いました。日頃の行動を振り返りながら、自身の長所や短所を知ることで、今後の対人関係に生かせる講座となりました。アンケートでも大変良かったという感想が大半を占め、高評価をいただきました。


◆「思いが伝わるプレゼンテーション講座」を開催しました

2024年2月4日(日)13:30~15:30

 

 市民活動団体が補助金の活用を考えるとき、エントリーのハードルとなるのがプレゼンテーションです。初めて挑戦される方もそうでない方も「資料作り」「伝え方」はどうしたらよいのか悩むところです。今回、講師に企業や団体のブランディングからWEB制作までトータルにデザインを手がけている㈱SMC-POWER代表の肥田和明氏をお迎えし、この悩みを解消すべく講座を開催しました。

講師は、まず、起承転結や誰に何をどう伝えるかのポイントを、日本の昔話である『一寸法師』『鶴の恩返し』を例に挙げるなどして話を進めました。次に、参加者の自己紹介と参加の動機を聞きながら、各々に合ったテーマを提案し、A3用紙5枚にプレゼン資料を作るよう指示。参加者はわずかな時間で見せる・伝えるポイントを押さえて内容をまとめ、作成した資料を元にプレゼンを行いました。

皆さんの個性溢れるプレゼンは大変分かりやすく、講師から「アドバイスを真剣に聞いて、実践してもらえたのが成果だった」との講評をいただきました。参加された皆さん、ありがとうございました。この講座で掴んだポイントを、ぜひ様々な場面でお役立てください。



◆つなげよう未来に!「市民活動団体交流会」を開催しました

2024年1月28日(日) 13:30~15:30

 

 IMA自立を考える会の髙井さんによる 障害者の自立を学ぶ活動報告の後、(特非)ぎふNPOセンター理事の笠原聡太郎さんがNPO活動の歴史、足跡と共に、ぎふNPOセンターの活動について講演されました。これは、NPO活動について改めて考えるよい機会となりました。

その後の交流会では、笠原さんとぎふNPOセンター事務局長の野尻さんをアドバイザーに分野や立場の異なった参加者同士が、日ごろの活動について語り合う時間を持ちました。他団体を知り、思いを分かち合うことで課題解決のヒントが得られたという感想も聞かれ、会の終了後も話が尽きない光景が見られました。相手の話を聞き、話すことでの効果は想像以上に大きいことを再認識した交流会となりました。




◆NPOカフェ「事例を事例をヒントに!活動する仲間の作り方」を開催しました

2023年11月19日(日) 13:30~15:00

 

 市民活動の仲間を増やすにはどうしたらよいか?と、お悩みの方を対象に「活動する仲間の作り方」を開催しました。講師に、ぎふNPOセンター事務局長の野尻智周さんを迎えました。

たくさんのボランティアが集まった団体の活動事例をうかがった後、参加者と意見交換を行いました。それぞれが抱える課題に対してアドバイスをしていただき解決の糸口を探りました。今後の活動に生かしていこうと活発なディスカッションが行われました。協力してもらうための明確な目的と詳細な事業実施時の作業内容を提示する、短時間作業の協力も受け入れる体制をつくることで多くのボランティアが得られるようになる、との講師の話はボランティアが集まらないと悩んでいる団体にとってヒントになると感じました。今回のお話を参考にしてもらい、協力してもらえる仲間が増えるようにぽると多治見としても引き続き支援していきたいと思っています。



◆NPOカフェ「多治見市まちづくり活動補助金エントリーサポート講座」を開催しました

2023年10月28日(土)133015:00

 

 まちづくりにつながる活動を行いたい!とお考えの団体に向けて、初めての方が悩んでしまうポイントを分かりやすく解説し、エントリーがスムーズにできるようにサポートしました。

補助金の申請書の書き方から始まり、プレゼンテーションのやり方、補助金が支給された後の報告書に至るまでの流れを説明し、アピールの仕方、注意すべき点など、細かなところまでアドバイスを行いました。この講座で多治見市を元気にするための活動を行ってくださる団体が増え、積極的にエントリーしていただけることに期待しています。


◆「スマホで作る 市民活動団体のためのPR動画作成講座」を開催しました

202399日(土)・930日(土) 全2回 13301530

  

 団体の活動を分かりやすく伝えるために動画の作り方を教えて欲しい、との声に応えようと、講師にボードゲームフェスタまいたーん!代表の高橋雄藏さん、太田大鷹さんのお二人をお迎えし、「スマホで作る 市民活動団体のためのPR動画作成講座(全2回)」を開催しました。

ボードゲームフェスタまいたーん!は、市内公民館を中心にボードゲームを活用した交流の場を通じて多治見市を楽しいまちにしたいと取り組んでいる市民活動団体ですが、企業等と協力して1,000人以上集まるイベントの企画・運営の依頼を受けるなどSNS、動画、ホームページ活用面で実績を有する団体でもあります。

講座では、参加者が講座終了後も動画作成ソフトを活用できるように参加者のペースに合わせた丁寧な説明がなされ、2回目の講座の最後には、参加者全員がみんなの前で動画を発表できるようになりました。参加者の皆さんが作成された動画は、活動を動画で伝えたいという意欲を感じる見ごたえのある完成度の高いものばかりでした。今回の講座での学びにより動画を通じて多くの人に団体の活動を知ってもらえることを願っています。

 

 今回の講座のように、市内活動団体に講師をお願いすることは、「教える・学ぶ」の関係から団体間のつながりを作っていってほしいという私たちの思いでもあります。これからもぽると多治見では「人と人、団体と団体とのつながり」を生み出していける講座や企画等を提供できるよう取り組んでいきます。


◆「子どもが伝える戦争と多治見空襲」を開催しました

 2023年7月8日(土)13:30~15:30

 

昨年に引き続き3名のかたり部の皆さんを講師にお迎えして、戦争と平和について考える講座を開催しました。

中学2年生の加藤貴瑚さんと小学5年生の加藤眞裕さん姉弟は、一昨年『多治見空襲を語り継ぐ会』代表の鬼頭佳嗣さんの講演をきっかけに空襲について詳しく調べ始めました。

そして、昨年、多治見空襲についての発表が若いかたり部として話題になりました。

今回は、各々関心のあるテーマ〈戦争〉について発表してくださいました。

最初の発表は 

 加藤貴瑚さん『戦時中の食事について』

 

戦争中の市民はどのように暮らしていたのか?食べることは生きることと考え、貴瑚さんは、市民や兵士が感じた空腹体験を行いました。すいとんを作って食べたり、野草を食べてみたり…。この経験を通して、当り前ではない食べられることのありがたさ、命をつないでもらえた先祖への感謝を私たちに伝えてくれました。

次に

 加藤眞裕さん『はだしのゲンの本川小学校を見学して』

 

戦時中、同じ年代の子どもがどのような学校生活を送っていたか?漫画「はだしのゲン」の舞台となった広島の爆心地にほど近い本川小学校を見学しました。強力な熱風によって焼かれた柱や配電盤を間近で見て、本当に起こったことなんだ…と衝撃を受けた眞裕さん。多くの人が学び、知ることで争うことをやめて欲しいと訴えました。

最後に

 鬼頭佳嗣さん『多治見空襲とは』

 

自分の住む街にも空襲があったことを知り、平和について考えるきっかけにして欲しいと歴史の体験を継承する活動をされている鬼頭さん。なぜ多治見が空襲を受けたか?説明と共に当時の映像を流し、空襲体験者の声が紹介されました。様々な世代の参加者から多治見空襲の史実を「広くひろめたい」「多くの人に知って欲しい」「未来に繋げて欲しい」「世界に平和を」など声がありました。

子どもが語ることで感じることや伝わることがあります。自分がそうだったらどうなったか?どうしたか?今こうして生活できる幸せを改めて感じました。と共に、歴史を風化させることなく若い世代にも語り継ぎ、平和について考えていかなければならない大切さを感じた講座となりました。

 

多治見空襲を語り継ぐ会では、今回の加藤貴瑚さん、加藤眞裕さんのような語り部をやってみたいという人を募集しています。この記事を読んで、「私もやってみたい」という方がいましたら、ぽると多治見まで、是非、ご連絡ください。


◆「教えて自衛官!被災者救助のリアルな現場」を開催しました

  2023年6月29日(木)13:30~15:00

 

今回の講座では、2014年御嶽山噴火での救助活動に携わられた自衛隊員の生の声をお聴きすることが出来ました。

講師は、防衛省自衛隊岐阜地方協力本部 恵那地域事務所所長の鈴木重光氏です。

最初に当時の現場の様子が語られました。

隊員は2時間位の睡眠で、高原高地、火山灰、火山活動や台風の影響などを受ける中での作業を強いられました。

高山病に罹る隊員もおりました。とても厳しい状況の中の救助だったようでした。

救助に出動した自衛隊員の過酷な現場での救助作業が、とてもリアルに伝わりました。

火山災害にどのように備えるか?どう身を守るか?どのように避難するか?そして、ヘルメット、ゴーグルなど準備しておくとよいものを教えて頂きました。

現在、たくさんの火山噴火のおそれがある日本では、とにかく、自分で火山活動の状況、レベル等の情報収集をすることが大切だと学びました。

講座参加者の皆様も大変参考になり、今後の防災への取り組みに繋げたいとの声もありました。

災害派遣における救助活動に命がけで取り組んで頂いている自衛隊員の皆様に敬意を表します。



◆つなが~れプロジェクト

「市民活動団体のネット活用術」を開催しました

  2023年5月27日(土)13:30~15:00

 

講師に、ネットを活用して、市内での活動と合わせ、1,000人を超えるイベントを市外のグループとともに開催した実績のある多治見市の市民活動団体「ボードゲームフェスタまいたーん!」さんを迎え、「市民活動団体のネット活用術」と題し、団体の活動紹介や情報発信の方法として主流になっているインターネットについての理解を深め、活用法の考え方や取り組み方について解説する講座を開催しました。

 

 講座では、現在どのようなSNSの種類があり、どのような目的で、どのような世代がこれを使っているのかといった話や、自身の団体ではどのような方法で情報発信などを行っているかについて実例を上げての説明が行われました。講師からは、「全国や東海地方といった広い範囲を対象に広報したりするのにはネットは効果的ですが、市内を対象とした場合には、まだまだチラシ、ポスターなどの紙媒体が有効です。その中でも、チラシやポスターにQRコードをつけて、ネットに掲載している団体のホームページやSNSを見てもらえるように誘導するなど、団体が提供している情報を常に連動させておくのが大切であると考えます。一度見てもらったホームページやSNSを継続してみてらえるようになれば、ネット活用力はどんどん高まりますので、ネットを見てもらうための道すじを作られると良いと思います。」との言葉がありました。

 

 講座の最後の質問コーナーでは、参加者の方から様々な質問が寄せられましたが、講師がその内容について一つ一つ丁寧に説明されたこともあり、アンケートでは殆どの方から「大変良かった」との評価をいただきました。この講座は、「つながーれプロジェクト」というぽると多治見の団体間のつながりを作り、広げていく取り組みの一つとして実施したものです。今回の講座をキッカケに、今後、ネットのことで悩んだりした時に相談してらったり出来る環境が育んでいきたいと考えています。皆さんも是非、講座に参加してスキルを持っている団体とつながって活動を広げていってほしいと思います。