ぽると多治見  活動紹介 (2025年度) 


語り部に聞く戦争の話「多治見空襲と戦争にまつわる話」講座を開催しました。

 

2025年8月16日(土) 13:30~15:30

 

 ヤマカまなびパークにおいて市民活動団体サポート事業として「多治見空襲と戦争にまつわる話」を開催しました。この取り組みは、ぽると多治見が市民活動団体の活動発表の場を提供することを目的に実施している事業で、今年も「多治見空襲を語り継ぐ会」により、多治見空襲と戦争に関する調査・研究の発表が行われました。

今年は1名増えて4名による発表となりました。

高校生の加藤貴瑚さんは、沖縄戦で看護に従事した「ひめゆり学徒隊」について、中学生の加藤眞裕さんは、「学徒動員」について、それぞれ同年代の若者が戦争下でどのような体験・経験をしたのかを現代を生きる自身の環境や思いと比較しながら発表しました。

会代表である鬼頭佳嗣さん、新会員となった石塚晋一さんからは、多治見空襲についての詳細なお話がありました。特に、鬼頭さんからは被害を受けた状況などの説明が、石塚さんからはアメリカ軍の資料を基にした多治見がなぜ空襲を受けるに至ったのかについての説明がありました。

発表された皆さんが念入りに資料を読み込むなどして調査結果をまとめたのが良く分かる充実した発表会となりました。

多治見空襲を語り継ぐ会の皆さんからは「今、平和のなかで生活ができているのは当たり前ではない。80年前に生活していた人たちの姿から平和の尊さを感じて欲しい。」というお話がありました。

戦後80年となる今年。発表者と参加者が一緒に戦争の歴史について学び、平和の大切さをあらためて感じる機会となりました。語り部を作ることが難しいとされるなかで、多治見空襲を語り継ぐ会は年々会員が増加しており、今回の発表を受けて、新たに参加したいという声を学生の方からいただきました。

こうした講座を継続していくことが団体の活動を理解してくれるキッカケになるというのをあらためて感じました。これからも、こうした多くの団体の発表機会を提供していきたいと考えています。


◆「NPOカフェ クラファン・ネットで新しい仲間探し」講座を開催しました。 

 

2025年6月22日(日)  13:30~15:30

 

 今回の講座は(特非)ぎふNPOセンター事務局長の野尻氏に講師をしていただきました。

 前半は、「最新情報をもとに、一緒に活動してくれる人とつながる方法をお伝えします。」をキャッチコピーとして、いろいろな事例を交えながらお話をしていただきました。「自分たちが何を目指しているか?それをどれだけの人が理解し応援してくれるか?」「応援してくれる方に連絡をとってきちんとお礼を言うと同時に、仲間であることを伝える。また、興味がある方には仲間意識をもってもらう。」「寄付金がいくら集まったのか?ではなく、何人から応援してくれたのかが大事」などです。

 後半は、参加者からの現在の活動などで考えていることや質問に対し、講師からアドバイスをいただいたり、他の参加者からのご意見などもありました。また、「自分のやってみたいことが増え可能性が広がった。」との感想もあり、今後の活躍が期待されます。

 自分ひとりで情報発信することは難しいですが、仲間をつくることで広めていけることもあります。そんな応援ができるように、ぽると多治見では今後もこのような講座を提供していきます。 



◆「NPOカフェ 多治見市まちづくり活動補助金エントリー準備サポート講座」を開催しました

 

2025年5月24日(土) 13時30分~15時30分

 

市内で活動する団体にもっと多治見市まちづくり活動補助金を活用してもらうことを目的に昨年からスタートしたエントリーサポート講座。今回も意欲溢れる方々が参加されました。
その名の通り、「まちづくり」につながる補助金であることから、団体の皆さんの活動がまちづくりにどのような効果を及ぼすのかという点が重要である、という話にはじまり、補助金の種類や活用にあたっての注意事項、補助金利用の流れなどについて説明が行われました。

参加された方は、たいへん熱心な方が多く、次々と質問がありました。また、参加者からは「とてもわかりやすく丁寧に教えて頂き良かった」との感想が寄せられました。

毎年、問い合わせが増加している多治見市まちづくり活動補助金。多治見のまちづくりのために尽力される団体からの問合せも今後、増えていくことが期待されます。ぽると多治見では、申請書の書き方やプレゼンテーション資料の作り方などについての相談にも対応しています。補助金の獲得が上手くいくようにしっかりとしたサポートを行っていきます。