ぽると多治見 活動紹介(2020年度)


◆3月のNPOカフェ

「NPOあるある」~気になるあれこれ聞いてみよう~を開催しました

2021年3月18日(木)13:00~13:55

 

今回は「NPOあるある話」~気になるあれこれ聞いてみよう~と題しぎふNPOセンター事務局長 野尻智周さんをお迎えして開催しました。

 

まず、NPOの裾野を広げるにはどうしたらよいか?

経験豊かな野尻さんだからこその視点で具体的な方法を提案していただきました。

次に、NPOが直面する問題点をうかがいました。共感できるポイントが多く「なるほど」「うんうん」「そうか」と参加されたみなさんがうなずいていました。

思いを共有することで、また新たな一歩を踏み出せる時間になったのではないでしょうか?

 

今回参加できず活動についてお悩み事のある団体のみなさん、ぽると多治見では今後も引き続き毎月第3木曜日にぎふNPOセンターから相談員を招き、NPOについての専門相談を開催します。50分ごとの個別相談となり、次回のNPO専門相談の開催日は415日です。この機会にぜひご相談ください。

 

今年度も無事一年間NPOカフェを終えることができました。

毎回様々なテーマについて沢山の方々と楽しくお話しできて、とても勉強になるカフェだったと感じています。ありがとうございました。

来年度は毎月開催のNPOカフェが不定期開催となります。皆さんがワクワクする・勉強になるNPOカフェを目指してまいりますので皆さまのご参加をスタッフ一同心よりお待ちしております。

 

 次回NPOカフェのお知らせ  6月12日(土)13:30~15:30 

テーマ「すきま時間にちょこっとだけできるNPO」~働いていてもOK!~


◆「災害ボランティアが実践する ブルーシートの張り方」を開催しました

2021年3月7日(日)13:30~15:30

 

「災害ボランティア愛知人」のみなさんを講師に招き防災講座を開催しました。

前半はパワーポイントによる座学、後半は屋根模型を使いながら実際の張り方を説明する実践形式で行い、18名のみなさんが受講されました。

 

 

始めにお話があったのは、愛知人のドローン隊の活動について。

「ブルーシート張りになぜドローン?」と疑問に思われた方も多かったようですが、ドローンを使い空撮した写真を被災者の方々と一緒に確認することで、屋根上の被害状況を共有できるというメリットがあります。また、被害状況を確認するためだけに屋根に上る必要がなくなり、復旧活動の時間短縮にもつながるそうです。

愛知人のみなさんはドローンを操縦するため「無人航空機の飛行に係る許可・承認書」を得て活動していらっしゃいます。

 

次のお話は本日のメインとなるブルーシート張りの注意点について。

前提となる考えとしては「原則として屋根の補修は専門業者(プロ)に依頼すること」だそうです。

しかし災害直後は修理依頼が殺到し業者の施工が待てない場合があるため、①やむなく屋根に上がる時に気を付ける点、②間違った施工で逆に被害が大きくなるのを避ける方法 を中心に説明が行われました。


その後は屋根模型を使い、安全に作業をするための服装や使用する道具の説明、ブルーシートの大きさの決め方、どういった手順でシートを貼っていくかなどの実演が行われました。

実演中、土のうを縛る際に使うロープワークや、ブルーシートの端に野地板を固定する場面でのタッカー打ちなど、参加者も体験できる時間が設けられ知識を深めました。


 

 地震やゲリラ豪雨、台風などで屋根の被害を受けることは多治見市でも想定されます。

事前に知識を得ていざという時に活かしましょう。

ブルーシートの張り方は、愛知人さんのホームページでも情報が公開されていますのでご覧ください。

 

嬉しいことに、今日の参加者から「愛知人さんのボランティアに参加したい」という方がありました。

新たなつながりが生まれ、支援の輪が広がることに希望を感じる講座となりました。



◆10分間で伝える!プレゼンづくり講座

2021年2月27日(土)13:30~15:30

 

今回の講座は(株)SMC-POWER代表取締役社長 肥田和明さんを講師に迎えて開催しました。

 

まずは手始めに自己紹介。
A3サイズの用紙に(名前・好きな事・苦手な事・私ってこんな人)を参加者がマジックで思い思い書き、皆さんの前で発表しました。

ここで多くの方が人前で話す事に苦手意識があるとの話をうけて、肥田さんより、どのようにプレゼンしたらよいか?良い例・悪い例を挙げ、話し方のコツ、資料の作り方、伝えるポイントの説明を受けました。

そして、いよいよ全員参加のプレゼンづくりです。

講師からのお題『スポーツ』『多治見』『アニメ』…を参加者がそれぞれ選び、どうプレゼンしたらよいかというテーマにチャレンジしました。参加者は、先程習った結論→説明→結論の順に内容を構成したり、如何にプレゼンする相手にファンになってもらえるか一生懸命考えながら取り組んでいました。最後の発表の場では、どの方も分かりやすい表現でゆっくり語りかけるよう伝え、見ている誰もが是非やってみたい、行ってみたいと共感が持てるプレゼンとなりました。

 

プレゼンが苦手だから受講したという方が2時間という短い時間で上達する姿に講師が驚いてみえました。参加してくださった方はきっと自信を持っていただけたかと思います。

ご参加ありがとうございました。

今後もぽるとでは皆さんのお役に立つ講座を開催しますので、少しでも興味関心をもっていただけたら是非ご参加ください。お待ちしています。



◆2月のNPOカフェ

「ステップアップのための報告書

 ~自分の団体を振り返る~」を開催しました

2021年2月18日(木)13:00~13:55

 

今月はぎふNPOセンターの笠原聡太郎さんをお迎えして開催しました。

 

 参加者の方々から報告書に携わって疑問に思ってみえることや、実体験を踏まえての意見など気軽に参加し学べる機会となりました。

 講師の笠原さんからは「読む人がいることを意識すること」「今年度実施したことだけではく、これからの取組みについても書くようにするとよい」などの具体的なアドバイスがありました。また参加者からも活動中におけるエピソードなど報告書を作成するにあたって参考になる話を聞くこともできました。

より良い報告書を作成できるようになると、助成金などの獲得も行いやすくなるなどのメリットがあることもわかる内容でした。

 次回のNPOカフェは「NPOあるある話~気になるあれこれ聞いてみよう~」が3月18日(木)に開催されます。現在活動している人には役に立ち、今は何も活動していない人も話を聞いているだけで楽しく知識を得られるので、みなさんお気軽にご参加下さい。


◆やがてチャンスはくる 市民活動団体交流会 を開催しました

2021年1月31日(日)13:30~15:00

 

毎年恒例の市民活動団体交流会を、今年は講師に(特非)ぎふNPOセンター 事務局長 野尻智周さんを迎え開催しました。今年は新型コロナウイルス感染予防対策として、会場レイアウトを講演会スタイルとし、また、時間も短縮して開催しました。

 

事前に参加者からハガキでいただいた「これからこんな事をやってみたい」という夢や思いなどを読み上げるスタイルで取り上げ、ひとつひとつのNPOの今後の取組みについてアドバイスが行われました。

その中での野尻さんからの言葉をいくつか紹介しますね。

 

★イベントの開催について

○イベントを中止する我々NPO主催者も残念ですが、参加しようと申込みをしていた人、特に子どもたちにとってはそれ以上に残念なことになるんです。

○大きなイベントが中止になっている今だからこそ、こじんまりとしたイベントに人気があり、返って参加者が集まる傾向にあります。

○感染対策をしっかりとし、オンライン・オフライン共に楽しめるものを企画するといいようです。

○飲食を伴うイベントは現時点では難しいのですが、いずれOKとなるガイドラインが示されると思われるので、今のうちにいろんなアイデアを練っておくといいですよ。

 

★団体の活動について

○コロナ禍で、活動に忙殺されていた日々から解放されている今だからこそ、自分たちの活動を見直すチャンス。「本当にやりたいことは何か?」をみんなで考え、取り組んでいって欲しい。

 

 

★助成金申請について

イベント開催に必要な費用だけではなく、これからの活動に必要な機材を揃えられるような、先を見据えた活用ができる助成先を探してトライするチャンス。

 

いかがでしょうか?

みなさんの心にも何かしら響く言葉は見つかりましたか?

現状に落ち込むことなく、できる方法を探して心を燃やしましょう!

 

また、講演会後のアンケートには、以前のように車座形式で顔を見ながらの交流を望む声も多く聞かれました。みなさんの「話したい」「話を聴きたい」という思いは、ぽると多治見のスタッフも同じです。

コロナの時代の交流会開催については今後も新しいやり方を探り、みなさんにより楽しんで参加していただけるような会を提供できるように頑張ります。

 



◆1月のNPOカフェ

「ラクラク決算 サクサク予算」

 ~期限が迫って泣かないように早めの準備~

              を開催しました。

2021年1月21日(木)13:00~13:55

 

今月はぎふNPOセンター事務局長 野尻智周さんを講師に招き、みなさんと一緒に決算と予算について学びました。

 

NPOの決算は、どのような人たちがどのような活動を行ったのかを示すことで団体のメリットを知ってもらい、様々な人に協力を求め成り立っていることが前提となるそうです。

 

予算を立てる時は、中期計画、長期計画を立てて、自分たちがやろうとしていることに合っているかを確認し、今年は何をやるのかを考えると良いそうです。

また、収入と支出のバランスをとることは、活動を長期継続するためのポイントとなります。

 

特に重要なことは、会計を団体全員で共有することです。

それは、自分たちが行ってきたことを達成できているかどうかを振り返り、今後何に力を入れるべきかを考える良い機会となるからです。団体の活動をプラスの方向へ持っていくバロメーターとして、会計は有効なツールになるそうです。

 

2月もみなさんにお役に立つ情報をお届けします。

テーマ「ステップアップのための報告書」~自分の団体を振り返る~を開催予定です。

ご参加お待ちしています。


◆12月のNPOカフェ

「コロナの1年を振り返り、これからに備える」

                を開催しました。

2020年12月17日(木)13:00~13:55

 

今月はぎふNPOセンターより笠原聡太郎さんを講師に招き、みなさんと一緒に今年1年を振り返り意見交換を行いました。

 

お話を伺うと、多くの大きなお祭りやイベントが中止になる中でも、感染防止対策をしっかりとした小さなイベントを開催された団体もありました。

その中でも、子ども向けに屋外で開催された催しは、コロナ禍で子どもたちが外で遊ぶ機会が少なくなっていたこともあり、ストレス軽減にもなり大変喜ばれたそうです。

連絡先の記入、検温、マスク着用などの対策やイベントのやり方を工夫し、コロナ禍でもできることを続けていくことの大切さが語り合われました。

 

また、新しいスタイルでのイベントも生まれているようです。

たとえば、ワークショップ形式のおにぎり作りやお菓子作りの講座は、作ったものを会場で一緒に食べることはせず、持ち帰って食べる形が取り入れられ増えているそうです。

 

今月はみなさんと一旦立ち止まり、1年を振り返りましたが、年が明け1月のNPOカフェでは、年度末の会計報告に役立つ情報をお届けします。

1月のテーマ「ラクラク決算 サクサク予算」

どうぞお楽しみに♪


◆NPO会計の決算 を開催しました

2020年12月10日(木)14:00~16:00

 

田島宏美税理士を講師に招きNPOの決算を中心とした会計講座を開催しました。

 

NPO会計で一番難しいのが勘定科目を事業ごとに分けること。

ここでポイントとなるのが「決算で分ける必要のある科目は日々の記帳で分けておく」こと。

分けてあるものをまとめるのは簡単ですが、まとめてあるものを分けることは手間がかかり難しいそうです。日々の積み重ねが決算時につながるのですね。

また、預金通帳はひとりに任せきりにせず必ず2人以上で管理し、不正が起こりにくいルールを作っておくことも大切だそうです。これも日々の積み重ねですね。

 

今回は質疑応答の時間を多めに取り、事前に質問も受け付けました。

「具体的にどことどこの数字が合っていなくてはいけないか?」という質問に対しての答えは「活動計算書と貸借対照表の科目が同じものは数字が一致しなくてはいけない」ということです。

ポイントを押さえた決算報告書に向けて日々の記帳をしっかりと行いましょう!

 

ぽると多治見では毎月第3木曜日にぎふNPOセンターから相談員を招き、NPOについての専門相談を開催しています。

50分ごとの個別相談となり、自団体の実際の報告書類を持ち込んでアドバイスを受けることができますので、会計にお悩みの団体のみなさん、この機会にぜひご相談なさってはいかがでしょうか。

今月のNPO専門相談の開催は12月17日となります。

 



 

◆ボードゲームでまちづくりボランティア

 ~多治見を舞台にイベント作ろう!~ を開催しました

 

 2020125() 13:3015:30

 

近年人気が高まっているボードゲームを通じて、多治見の新しい魅力を発信していこうと活動中の「ボードゲームフェスタまいたーん!」代表 高橋雄蔵さんを講師にお迎えして開催しました。

 

テーブルにより異なったゲームが配置され、担当された方々のルール説明を真剣に耳を傾ける参加者の姿が印象的でしたが、ゲームが進むにつれその面白さに魅了され楽しそうな笑顔へと変わっていきました。

初対面で、普段の生活では関わりの少ない世代間での交流がボードゲームという1つのツールを通してごくごく自然に行われていました。

時間があっという間に過ぎ去り、「もう一度やってみたい!」「楽しかった!」という声が多く上がりました。楽しいことを通じての交流は良いものですね。

 

『ボランティアをはじめてみよう』という第一歩に繋がり、お手伝いの登録をされた参加者の方もみえました。

また「イベントに遊びに行きます!」という方が、その先の何かに繋がって楽しくボランティアに関わる環境にいて下さったら嬉しく思います。ご参加、ありがとうございました。

 

あなたも楽しいと思えることで、無理なく続けられるボランティアからはじめてみませんか?

ぽると多治見では、今後もボランティアのきっかけ作りのサポートも考えていきます。



◆11月のNPOカフェ

 「このツールがメチャ使える!」

~進化する便利なワザをサクッと紹介~を開催しました

 2020年11月19日(木)13:00~13:55

 

ぎふNPOセンター事務局長 野尻智周さんから、便利に使えるツール情報をお聴きしました。

 音声入力による文書の自動作成をはじめ、案外知らないマウス使いの技、無料で使える便利ツールをいくつか紹介していただきました。積極的に活用を勧められる一方で、セキュリティについては甘くなりがちなことを承知しておくことが大切という話もされました。

ツールは日々進化し設定も変わるため、確認を怠らないことなども注意点として挙げられました。

情報があふれる日常生活の中で、安心安全な無料便利ツールを選択できたなら、サクッと使いこなせたならば、作業効率がアップし、クオリティもアップすること間違いなしですね。 

  

来月は、今年の締めくくりに

「コロナの1年を振り返り これからに備える」をテーマに開催予定です。

 皆さまのお越しをお待ちしています。



◆10月のNPOカフェ

 「イベント企画の最新アイデア

  ~コロナでもできるやり方イロイロ~ を開催しました

 2020年10月15日(木)13:00~13:55

 

今月も、ぎふNPOセンター事務局長 野尻智周さんをお迎えして、これからイベントを企画する際の様々な情報をお聴きしました。

 

 

コロナ禍でイベントの開催が制限されていますが、そんな中でも形を変えた新しい企画が少しずつ進められ、いろんなやり方が試されています。

不要不急でない緊急性のない事業についてはどんどん後回しにされている現状。

今、考えておかなくてはいけない事は、当たり前だったことが当たり前でなくなっていることを共通理解し、変えてはいけないベースとなる部分をキチンと認識すること。

その上で、イベント開催時の規制が解除される次期をただ待つのではなく、今でもできるやり方でイベントを企画し継続させておくことが大切だそうです。

 

コロナウイルスに関しての研究はこの数か月で進み、分かってきたことも多くあります。

イベント開催の感染対応策としては飛沫感染対策に特に気をつけ、クラスターを発生させないこと。

参加者への注意点(マスク着用・手指消毒、検温、ソーシャルディスタンス)をチラシなどに明記しておくことも重要だそうです。

また、コロナウイルス感染に関する情報が届きにくい、高齢者や障がい者 に対しては特に配慮が必要で、きめ細やかな対応を心がけ参加への不安を取り除きたいところです。

 

注意すべきところをキチンと押さえ、配慮すべきことに気をつけ、新しい形を取り入れれば、コロナ禍でもできることはあります。

自分たちの団体のミッションを大切に活動を続けましょう!

 

来月はそんな活動に活用できるワザをお伝えします。

テーマ「このツールがメチャ使える!」~進化する便利なワザをサクッと紹介~

ご参加をお待ちしています。



◆手に取ってもらえる!チラシデザイン講座② を開催しました

2020年9月29日(火)14:00~16:00

 

毎回受講生に大好評の、市民活動団体を対象とした連続チラシ講座。

(株)SMC-POWER 代表取締役社長 肥田和明さんをお招きして2回目を開催しました。

 

2回目の今日は、色や形のレイアウトについて学びました。

その後は宿題のテーマ「私って〇〇な人」に沿って作成されたチラシの発表が行われ、今回はさらにそのチラシに額縁のようなアレンジをプラスします。

教えてもらったばかりの、色、形、レイアウトのテクニックを駆使して、みなさんステキに自分のチラシを彩ることができました。

 

デザインのポイントの説明を受けたら、忘れる間もなくすぐに実践!

全体を俯瞰するために思わず立ち上がって作業をされたり、工夫を凝らすみなさんの姿にチラシ作りに対する熱意をバンバン感じました。

アンケートには「説明がとてもわかりやすかった」「受講生のみなさんからたくさんの刺激を受けました」などの声があがり、スキルアップされたみなさんが次に作られるチラシが楽しみです。

 

スタッフもチラシづくりに参加させていただき、ドキドキする時間を一緒に過ごすことができました。

ご参加くださったみなさま、どうもありがとうございました。




◆9月のNPOカフェ

 「まだまだ気になる!

    クラウドファンディング最新情報②」を開催しました

 2020年9月17日(木)13:00~13:55

 

 

先月に引き続き、ぎふNPOセンター事務局長 野尻智周さんをお迎えして、クラウドファンディングについて的確な視点でアドバイスいただきました。

 

クラウドファンディングは、短期決戦で行い、スタートダッシュが大事。

準備が70%。検索上位になるためにすべきことや返礼品なども準備しておき迅速な対応が必要とのことでした。

 

資金集めを成功に導くためには、企画(団体)のファンになってもらうことがポイント。

思いを伝える熱量が最重要であり、内容が具体的に分かりやすく伝わり、胸を打つ感動的な魅せ方ができれば成功する確率は上がり、多くの人に知ってもらうPR効果もアップすると話されました。

 


◆手に取ってもらえる!チラシデザイン講座① を開催しました

2020年9月1日(火)14:00~16:00

 

毎回受講生に大好評の、市民活動団体を対象としたチラシ講座。

講師は今回も(株)SMC-POWER 代表取締役社長 肥田和明さんをお招きしました。

 

初めにチラシを作成する際のテクニック①②③と11のポイントを学びます。

その後は実践!

「テイクアウトのお店」をテーマに、イラストや写真を切り貼りしたり、マーカーで必要事項を書き込んで、みなさんそれぞれA4サイズのチラシを作成しました。

 



お店のコンセプトは? 写真やイラストはどれにしよう? レイアウトは?

みなさん真剣なお顔で悩みます(>_<)

でもとても楽しそう♪


「どれどれみなさん出来たかな?」受講生の間を回る講師の肥田さん。


最後は出来上がったチラシを順番に発表して、1回目の講座は終了しました。

それぞれの個性あふれる素敵なチラシが並び、こんなお店が本当に多治見にあったらお買い物に行きたくなってしまいますね。


次回29日までの宿題も出されました。

テーマは「私って○○な人」

自分をPRするチラシを作成して持ち寄ります。

今回学んだポイントを押さえた力作が集まるのが楽しみです💛


◆8月のNPOカフェ

 「まだまだ気になる!

    クラウドファンディング最新情報①」を開催しました

 2020年8月20日(木)13:00~13:55

 

昨年反響が大きかったテーマ「クラウドファンディング」を今年も2回連続して取り上げます。

1回目となる今月もぎふNPOセンター 事務局長 野尻智周さんをお迎えして、クラウドファンディングの基本的な考え方などを中心にお話いただきました。

 

 

クラウドファンディング、掲載を実行に移せば勝手にお金が集まるような気がしませんか?

 

掲載さえできれば「お金が勝手に集まる」ものではなく、「努力して集める」ものであるという認識が大切なのだそうです。

そして、クラウドファンディングは資金調達のイメージが強いですが、資金調達だけを目的とせず、自身(企画)のファンを増やすことへ目的をシフトすると成功につながるカギとなるようです。

ファンを増やすためにも、日頃から活動している内容を端的に誰にでも分かりやすく、かつ魅力的に伝えられるよう考えてもらいたいとも話され、次回も参加される方への宿題ともなりました。

 

次回は成功へ導くテクニックなど、まだまだ気になることをお話いただきます。


◆たじみの語り部のお話 第2話「ヒロシマからのメッセージ」を開催しました

2020年8月1日(日)14:00~16:00

 

たじみの語り部のお話 第2話には「岐阜県原爆被爆者の会」代表 梅岡昭生さんをお招きしました。

原爆投下後に降り注いだ黒い雨を実体験された語り部の言葉の重みは計り知れません。

「真っ黒な雨に濡れたナスやキュウリを井戸水で洗って食べた」

「放射能なんて当時の人たちは誰も知らなかった」

「何年か経った頃身体がだるくて辛くて調べたら白血球の値が健康な人の半分しかなかった」

「被害にあって亡くなった人たちを近所のみんなで70人燃やしたよ」

「自分も背中に爆風で割れたガラスが刺さって血だらけになり痛かった」

終戦後75年の歳月が流れました。

多くの方が亡くなり、当時を知る人も少なくなっています。

お話をお聴きして、これからも日本が平和な国であるために、世界から紛争がなくなるように、私たち一人ひとりに何ができるのかを改めて考えていきたいという思いを強くしました。

講演後のアンケートにも平和への願いを書かれた方が多く、語り継いでいくこと、耳を傾けることの大切さを感じる一日となりました。



◆7月のNPOカフェ

 「災害ボランティア体験談

  ~昨年の台風19号による被災地

   長野県で泥出しをしてきました!~」を開催しました

 

 2020年7月16日(木)13:00~13:55

 

今月はぎふNPOセンターの野尻智周さんを講師にお迎えして、災害ボランティア体験者の立場からと、岐阜県の災害ボランティアコーディネーターの立場から、様々な角度からお話をしてくださいました。

 

 

まず身近なところで、7月豪雨の岐阜県内の被災地のお話をされました。

今年は大雨の被害だけでなく、コロナウイルスという災害も同時に対応しなければならず、日々ニュースでも聞くように、避難所の対応がより大変なものとなっています。

避難所の出入口で消毒や検温を行ったり、避難者同士の距離を保ち、仕切りを設け、ダンボールベッドを活用したりと大変そうですが、避難所の運営についてはガイドライン化が進んでいるそうです。

また、今回の岐阜県内の被害は比較的小規模だったため、各地域で協力して被災後の片付けなどを行うケースが多く、地域の皆さんの助け合いが素晴らしかったそうです。

ご近所付き合いが希薄になっている時代ですが、やはり非常時には近くの人との関りが大切になってくるということが言えそうですね。

 

 

 

去年の台風19号のお話の中では、ぎふNPOセンターのスタッフの方が現地の災害ボランティアセンターへ派遣されていたお話も紹介されました。

被害の少ない近隣県からのサポートはとても重要で、スムーズなサポートが行えるような関係づくりが必要になるそうです。

住んでいる地域のご近所だけでなく、県単位でのご近所との関係も同じことが言えるのですね。

また、実際に行かれた災害ボランティアのお話では、泥出しなど作業のできる範囲が生活の再建の為なのか、農業(リンゴ畑など)の再建の為なのか、目的によって手出しできないこともあり、とても苦労されたそうです。

 

最後に災害ボランティアとしての心得として、住宅などの片づけを一生懸命手伝ったとしても、最終的には取り壊すことも多いこと、取り壊す家主も苦渋の決断であることを理解すること、被災された住宅へ入る際「他人が入る」という意識を忘れないことなど、とにかく被災者の気持ちを一番に考えて行動して欲しいと仰っていました。

非常時でも、そうでない時も、良いことをしている時も…常日頃から相手の立場に立って物事を一度考え、思いやりをもつことが、大切ということかもしれませんね。

 

さて、次回は「まだまだ気になる!クラウドファンディング最新①」です。

 

コロナ禍でまだまだ活用されるクラウドファンディングの最新情報を聴いて、活動に活かしてみませんか?


◆たじみの語り部のお話 第1話「多治見空襲」を開催しました

2020年7月12日(日)13:30~15:30

 

今日お招きした語り部はお二人。

「多治見空襲の遺族が語る会」代表の吉田紀光さん。

『多治見空襲を知っていますか?語り継ぎたいあの日の記憶』著者の鬼頭佳嗣さん。

講座の初めには、駆けつけてくださった古川市長からご挨拶をいただきました。


新型コロナウイルスへの対応策として、講師へはフェイスシールドの着用をお願いし、参加者への検温・手指の消毒、会場の換気やテーブルのレイアウトなど様々な配慮を行い開催しました。

前半は鬼頭さんから、史実に基づく多治見空襲の概要や、今も多治見市内に現存する戦争遺跡についてお話がありました。また、貸出依頼をしてくださった美濃焼ミュージアム所蔵の陶器製手榴弾を参加者のみなさん一人一人が手に取り、陶器の町多治見ならではの歴史の重さを肌で感じました。


後半は吉田さんから、75年前の7月15日に多治見空襲の銃撃により亡くなられたお父様のお話や、当時の食糧事情、また、出征されたお兄様が戦死されたサイパン島での戦況など、広く戦争についてのお話をお聴きしました。

今回の講座には小中学生のお子さんの参加も多く、アンケートには「大人になっても二度と戦争はしない」「今はすごい平和なんだとわかった」などの声があり、若い世代に語り継いでいくことの大切さを改めて感じる講座となりました。



◆「教えて自衛官!被災地支援のリアルな現場」を開催しました

  2020年7月9日(木)13:30~15:00

 

防衛省自衛隊岐阜地方協力本部 恵那地域事務所 所長を講師にお招きして、被災地の復興支援に携わり、実際に活動された現場のお話や、防災についてのアドバイスをお聴きしました。

 

講師が主に担当された任務は平成28年の熊本地震での支援物資の輸送。

4WDのトラック何台かと数十名の隊員を率い、物資の集積場所へ駆けつけ指示を出し、がけ崩れなどで一般車両では通れない道の先にある避難所へと届ける作業を何回も続けられたそうです。

県庁やスタジアムにプッシュ型で届く支援物資を避難所ごとに仕分け届ける。

時にはトラック一杯に積まれた2ℓのペットボトル6本入りの箱を、リフトがないため隊員の手作業で下ろすという、体力的に大変キツイ現場もあったそうです。

支援物資はすぐそこまで来ているのに、自治体の移送手段がないため必要な避難所へ届かないという場合が多いそうです。

被災地では第一に人命救助、その他に給食、給水、入浴支援などが行われ、自衛隊員が担う役割の大きさにあらためて感謝の気持ちがわいてきます。

 

また、岐阜県や多治見市で想定される災害についての情報もあり、現在では新型コロナウイルスに対応した避難所運営も求められていることから、地域での実践的な避難訓練の重要性が語られました。

 

先日からの豪雨により九州や岐阜県でも甚大な災害が起きています。

アンケートにも「災害について考えるきっかけとなった」「備蓄を見直したい」などの声がありました。

ひとりひとりが、また家族や職場でも防災・減災を考え、少しでも今後の被害を少なくしましょう。

 



◆6月のNPOカフェ

 「災害とくらし

   ~もしもの時、あなたならどうする?~」を開催しました

 2020年6月18日(木) 13:00~13:55

 

NPOカフェの開催は4か月ぶり!

今月はぎふNPOセンターの野尻智周さんを講師にお迎えしました。

 

全世界に蔓延する新型コロナウイルスはまさに災害ですね。

今回のカフェも感染防止対策として、手指の消毒、マスクの着用、室内の換気、ソーシャルディスタンスなどを徹底し、テーブル配置を講演会形式で行いました。

 

参加されたみなさんにコロナ禍での生活の様子をお聞きすると、この機会に食料の備蓄やローリングストックに目覚めた方が多いようです。

今、災害が起きても感染が心配で避難所は避けたいという思いから、キャンプ用のテントを張るなどの方法で自宅避難を考えている方もありました。

 

講師からは、避難所開設時の感染症対策へ向けて具体案がまとめられつつある件や、災害時の対策本部にZoomのwebミーティングの活用が進むなど、新たな取組みが紹介されました。

また、三密を避ける行動が人と人・団体と団体の分断を生み、ひとりひとりの価値観の相違が浮き彫りにされている今こそ、自分の家ごとに災害時の状況をシミュレーションし、防災対策について考える機会として欲しいと話されました。

 

来月のテーマも「防災」

講師は今月に引き続き野尻さんをお迎えします。

昨年の台風で浸水被害を受けた長野県へ災害ボランティアに行かれた体験談を中心にお聴きします。